8.40代の妊婦が気をつけること

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高齢出産とは?何歳から?

女性の社会進出が進み、初婚年齢は男女ともに年々上昇しています。
それに加えて、女性の第一子出産の年齢も上昇しているのが現状です。

「高齢出産」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
この高齢出産の定義では35歳以上の初産婦さんのことを言います。
厚生労働省の出生統計によると1946年~1949年には出生総数に対する高齢出産の割合は20%前後でした。
その後は徐々に高齢出産の割合は減り、1960年~1995年の高齢出産の割合は10%未満でした。
しかし、1995年以降は高齢出産は増加傾向となり、2013年には全出生数の20%後半を占めるようになりました。

 

高齢出産のメリット

高齢出産と聞くと、デメリットのばかりが話題になることが多いものです。
ですが高齢出産だからといって悪いことばかりではありません。
次のようなメリットもあることを知って下さいね。

◇ 高齢出産は、経済的に負担が少ない(経済力がある人が多い)
これは年齢に限ったことではないですが、一般的には高齢出産と呼ばれる年齢の人は社会的にも自立しており
経済的に余裕のある人も多いと思います。妊娠、出産、育児には想像以上にお金がかかります。
そんな時に経済的に豊かであることはとても重要なポイントでもあります。

◇ 高齢出産は精神的にも自立している人が多い
これも単に年齢だけでは言いきれないことではあります。
ですが、高齢出産の方は若い人に比べると人生経験も豊富で精神的にも自立をされている方が多いです。
自分の思った通りにはいかないことばかりで育児。その中で精神的な余裕をもつことは非常に大事なことです。

 

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高齢出産のリスク(デメリット)は?

先ほど高齢出産のメリットを述べましたが、やはりデメリットもあります。
高齢出産での主なデメリットは、妊娠高血圧症候群、染色体異常の発生率、流産の危険性の増加などがあります。

妊娠高血圧症候群の症状は妊娠中に血圧の上昇、尿にタンパク質が出る、全身の浮腫みなどです。
加齢とともに血管が老化するために、妊娠により血圧が高くなってしまうとも考えられています。
特に40歳以上の妊婦では約30%という確率で発生するという報告もあります。
妊娠高血圧症候群は、重くなると死産や早産、妊婦さん自身の命にも危険が及ぶことがあります。

染色体異常とは、有名なものでダウン症があげられます。
ダウン症の発生率は、女性の年齢が30歳前後で約1000人に1人、35歳で約300人に1人、40歳で約100人に1人と年齢と比例してその割合も上昇します。
これは、年齢とともに卵子も老化することが原因とされています。
染色体異常は出生前に調べることも可能です。今までは、羊水穿刺といって羊水の成分などを検査する方法が主でした。
最近ではNIPTといった血液検査で調べることもできるようになってきました。
ですが、出生前診断をしたからといってすべての染色体異常がわかるわけではありません。
出生前診断を受ける場合はご夫婦でよく話し合って行うことが大切です。

流産の危険性が上昇。このことは先ほどの染色体異常と関連しています。
年齢があがるにつれて精子や卵子が老化し染色体異常の確立が増えます。
それによって受精してもうまく育たずに流産してしまうことがあります。

 

高齢妊娠、出産で気をつけるべきこと

高齢での妊娠や出産の場合、何に気をつければよいのでしょうか。
まずは、妊婦健診をきちんと受けることが大切です。
そして、適度な運動と栄養をしっかりとりましょう。
ストレスを溜めないことも大事です。
高齢出産だからといって必ず妊娠中にトラブルが起きたり、難産になったりするわけではありません。
不安や疑問があれば産婦人科で医師や助産師に相談するのが良いでしょう。

 

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